01/一般道と山道の違い   02/自転車走行環境を考える  03/等身大イベントの必要性  04/普通の道を普通に走る
 05/広義と狭義/標準化と多様化  06/ツーリングコンペティションの行方  07/羅漢~河山スターリッジトレイル 08/トレイルパーク構想 
09/らかん清流ジオツアーズ  10/コア企画と両翼バリエーション 11/追記 12/まとめ
・・・「道普請」と「玉石混交」と「Eバイク」について・・・
◆自転車遊び利用促進実証実験(2004~2014)その2 /§4.普通の道を普通に走る
そのため日本の実情に合った自転車遊びとして、年齢性別車種不問で楽しめ、主催者の大小も選ばない、逆転の発想のマップリーディング「THT26◆自転車さんぽ」を“転遊研”として見つけ出す。それは、警察も追認するルールで、スポーツ利用と日常利用の架け橋となっている。また機材スポーツ自転車のエネルギー消耗スポーツの側面は、一般の人の方が強く感じていて、合併で拡大した岩国市の地理的条件を加味すると、地域資源再発見企画の自動車版「岩国かるたドライブ」を“いわ研”として考案するのは必然だった。但し、ザッピング企画の考えに至るのは2015年になる。

その「転遊研」は、自転車遊び総合研究会の略称で、日本型ツーリングコンペティション等の可能性を模索する実証実験を行う有志の緩~い集まり。神奈川から山口にUターンを進める時期に、長崎の親友の助言で、「実験企画なら日本の実情をそんなに気にしなくても出来るのでは?」と考えた!

「THT26」は、立案過程から不思議な“縁結びの力”を感じていた。前身の「THT100×100」は、協賛社から初心者向きで無いとダメ出しされるが、同時に別の協賛社からはレース大会のサブメニューとしてツーリング企画のオファーが。会場周辺の交通環境から通常のツーリングは無理と判断し、とれとれ経験者に再調査を依頼したところ、彼からQPをイメージした問題&解答写真の報告があった。そこで「THT自転車散歩・鈴鹿亀山ラリー」を考え、レース会場で実験実施したところ、サイクルショー関係者の目に留まり、都内でも出来ないかと相談される。

それは2005年夏の話しで、そこから怒涛の展開。11月には、その東京国際自転車展で三日間実施&ステージ表彰。そこに参加した知人と意気投合し、ひと月後に横須賀での実施が決まるが、
神奈川新聞の取材で携行品について愛好者と一般人の違いを指摘され、「参加心得」や「事故にあった場合」を整えることに。また自転車展に来場の、彦根市のショップ店長から打診があり、2006年3月5日にTHT26プレ大会として、東京-横須賀-彦根-岩国の4会場で同日実施。また5月集中実施として6会場で調整するが、急ぎ過ぎた感があり3会場は没に。しかし、夏以降、コラボ企画が複数持ち上がり、富士見町、鈴鹿市、大分市、出雲市、横浜市、諏訪市、江東区、下関市、岩国市と拡がる!!

その後2007年から2010年にかけて、自転車メーカーのみならず、旅行代理店のJTBや、行政・NPO関連の環境省中四国地方環境事務所、建設コンサルタンツ協会中国支部自転車まちづくり研究会、吉備野工房ちみち、福津市、吉賀町、広島市南区、富士河口湖町、その他多数の市町との企画協力があり、イベントとのコラボや間接的ながら競輪の補助金利用もあった。それは実施会場数にも現れていて、2007年18会場+セルフ1地点、2008年25会場+セルフ1地域10地点、2009年19会場、2010年37会場+セルフ11地域となっている。正に「わらしべ企画」である!?

ここで再び自転車関係団体にバックアップを相談するが、市町等で受け入れられた“自転車遊び”および“ツーリングコンペティション”への微妙な反応で、やはり“今”に至っている。

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http://bikejoy2.web.fc2.com/toretoreGR/Rakan_TM_04.htm

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