01/一般道と山道の違い   02/自転車走行環境を考える  03/等身大イベントの必要性  04/普通の道を普通に走る
 05/広義と狭義/標準化と多様化  06/ツーリングコンペティションの行方  07/羅漢~河山スターリッジトレイル 08/トレイルパーク構想 
09/らかん清流ジオツアーズ  10/コア企画と両翼バリエーション 11/追記 12/まとめ
・・・「道普請」と「玉石混交」と「Eバイク」について・・・
◆自転車遊び利用促進実証実験(2004~2014)その1 /§3.等身大イベントの必要性
 pbp03-07
4年に1度の公式ブルベ世界大会
MD14
 
とれとれバイクとMTB24時間耐久レース 
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THT26◆自転車さんぽ
上の写真は左から、2003年のパリ~ブレスト~パリ、2006年の八ヶ岳バイクと2006年の小海マイティデューロ、そして2006年の自転車さんぽat全国ラリー。マイティデューロを除き、三種のツーリングコンペティション、「街道:ファストランブルベ」「山道:MTBラリーレイド」「町の道:トレジャーハントツーリング」を表している。

下の囲みは「RAID OBSIDIAN2014」の募集要項の一文。このページ背景の「遮光器土偶」をモチーフに、石器の原材料・黒曜石の伝播した道を辿るMTBラリーレイド全日本的大会の開催地の変遷で、個人的には☆印を担当。そこからも分かるように徐々に仲間が増え、5年に一度の持ち回りとなり、2004年以降は、2009年、2014年、2019年を担当。

★オブシディアンヒストリー ・・・ 国際A級MTBラリーレイドを目指す「レイド・オブシディアン」は、海外ラリーレイドの参加経験を元に日本流にアレンジして始まった。今回で21回目だが、過去の開催地を振りかえってみると、1994年☆愛知~静岡~神奈川、95年☆群馬県、96年☆岐阜県、97年:奥高野、98年☆島根~鳥取~岡山、99年☆栃木、2000年:九州Ⅰ、01年☆小豆島~淡路島、02年:富士山一周、03年:四国全県、04年☆静岡県、05年:九州Ⅱ、06年:京都~兵庫、07年:三重~岐阜~滋賀~福井、08年:東京~伊豆大島、09年☆出雲~益田~岩国、10年:九州Ⅲ、11年:大阪~奈良~京都~滋賀~福井、12年:諏訪~浜名湖、13年:小淵沢~八王子、と続いている。(☆印:石◎担当)
その2009年のオブシでは、前半を「さんいん1300」でも繋がりのある島根のY野氏が担当し、後半の益田~岩国間の山道探しで、山代エリアの可能性を感じた。とは言え、2014年、2019年は単独での山道探しに無理があり、不本意な結果に終わる。つまり、相棒は重要だと言うこと。故に04年は、「公式ブルベ600km」の初開催でも協力を求めた静岡のF牧氏が、さらにその前の1998年には「砂鉄のみちをゆく」として岡山のM安氏が、半分の山道探しを担当。

もちろん相棒探しを怠った訳ではないが、繰り返される自転車ブームの中、MTBが下火になり、地域興しイベントに「ツール・ド・下関」のようなロングライドが多用され、警察が「自転車には自動車的利用と歩行者的利用がある」という見解を示す一方、MTBの山道走行問題は輪界関係者も眼中に無い状態に。。。(だがしかし、その関係者からMTB復活に向けた話を、東日本大震災の復興支援企画に絡んで2014年頃に聞くのだが。。。)

そう言った背景の中、2000年代前半、
「走り出したら自己責任」や「時には参加者、時にはスタッフ」という考えの組織で遊ぶツーリングコンペティション、「とれとれ」や「ブルベ」を経験した中級ライダーは、それを理解し等身大運営を行うようになり、自転車文化向上かと思われた。しかし後半、初心者歓迎の“サイクリングイベント”が各地で増え、「イベントサイクリスト」も大量発生させ、第一次ブームからの忘れ物、マナー問題とインフラ問題が再燃し、自転車市民権獲得から一歩も二歩も後退したと感じた。

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http://bikejoy2.web.fc2.com/toretoreGR/Rakan_TM_03.htm

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