**振り返り希望的展開案今までとこれから三前文 ⇒⇒ 新たな考えを自転車観光メンテナンス**
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Top/§01/一般道と山道の違い 1990/ §02/自転車走行環境を考える 2004§03/等身大イベントの必要性 2006/ §04/普通の道を普通に走る
 2009 / 2014/§05/広義と狭義 / 標準化と多様化  2015/§06/ツーリングコンペティションの行方  2016§07/羅漢~河山スターリッジトレイル
2019§08/トレイルパーク構想  2020/ §09/らかん清流ジオツアーズ  2021/ §10/コア企画と両翼バリエーション
2021B§11/追記  202? /§12/まとめ ANNEX / 希望的展開案  ANNEX / 今までの軸、これからの点線面
・・・「道普請」と「玉石混交」と「Eバイク」について・・・
2021年3月~5月のきらめき財団再アプローチの断念や、MTBラリーのコース開拓、GWライドプランでの友人からの助言などを踏まえ、夏企画で状況判断をしながら、秋から準備を始めて来年の春に、「らかん高原サイクルステーション」の本格始動を目指そうと。そのキャッチフレーズ「羅漢と言えば?/Eバイクフィールド!!」は、その友人の助言がヒントで、2016年より山代・羅漢エリアでMTBツアーズを行いつつ、岩国市への提言をまとめ、それを具体化する中で、新たな出合や、旧知の仲間の協力があり光明も見えている。しかしコロナ禍の急襲は想定外だが、昭和からの価値観の変化や、人々の新陳代謝もあり、キーワードとしての「玉石混淆自転車ソフト」や「Eバイクフィールド」の共通認識化には、これまでの道普請の振り返りが必要と考え、このページを作成するが。。。
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★山代羅漢トレイルメンテナンス/道普請の振り返りと玉石混交自転車ソフト
今までの玉石混淆自転車ソフト(★印~解説へリンク)と、これからの展開案(◆印~懸案へリンク)!
WDRZ MomiMoc18 IshinCD Moe19_Tabuse   CNRBr4 MD24th CKYP7_RCAJ_3 R100NYs GanRyu11-12EF Yamashiro_Fusion_AS04Kai GoRakan19_GW YamashiroMTB19summer
★wan ★moc ★icd ★js   ★bc ★cat ★md24 ★tc ★co ★bre ★tore ★yf  ★rakan ★tm
◆imakore2 ◆imakore4   ◆imakore6 ◆imakore5 ◆imakore3 ◆imakore2 ◆imakore1
◆「羅漢と言えば?/Eバイクフィールド!!」を実現するために/§1.一般道と山道の違い
必要なのは「(★tm)山代羅漢トレイルメンテナンス」という概念や理念?

『トレイルメンテナンス=道普請』は、山道や杣道や旧街道などの「昔道」の整備維持管理のこと。

点を線で結び面を遊ぶ!良く聞くフレーズだ。けれど、この「線」としての「道」がくせ者!?
一般道は国市町が維持管理しているが、山道は超の付くグレーゾーン。さらに最近のスマホで表示される山道も現地では異なる場合がある。
 ※羅漢山登山口の中国自然歩道の情報が未修整??
逆に言うと、その「昔道」を整備することで、『山』を挟んだ地域を結び直し、歴史の再発掘や地域資源の再発見が促進される。つまり、道普請はそのための補助線とも言え、山代エリアへのアプローチを振り返りながら、そのことを再確認したい。

山代エリアへの本格的なアプローチは2016年の「やましろMTBツアーズ」から始まった。しかし、その当時の「パイロット版企画」から“今”も脱却出来ていないのも事実。それは、日本の自転車走行環境の実情というグレーゾーンがあるから。

そして、現地の複数の要因をひとつずつクリアしても、それが改善されないと先に進めない部分が残る。

複数の要因とは山道の超グレーゾーンのことで、道路使用の実情以外に、セキュリティ、アクセス、土地境界、棲み分け利用などがある。そのため情報発信や人材交流を目的とした色々なパイロット企画(実証実験企画)が行えるパイロットエリアとして、「羅漢Eバイクフィールド」を位置づけるために、グレーゾーンとは何かをこれまでの過程を世紀を跨いで振返りながら再認識して、その可能性や必要性への道筋も探りたい!
 ※「Eバイク」は、電動アシスト自転車のスポーツタイプ全般のこと。
§01 画像へ★  個別版§01/一般道と山道の違い 個別版§02/自転車走行環境を考える



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◆三種のツーリングコンペティションの確立(1989~2005)/§2.自転車走行環境を考える
TRAIL_MAINTENANCE TRAIL_MAINTENANCE EGYPTEEGYPTE CORSECORSE
カルフォルニアで出会った有志の名刺で「トレイルメンテナンス」の考え方を知り、エジプト30王朝ラリーやコルシカバイクへの参加で「ツーリングコンペティション」の遊び方を学び、(★bre)パリ~ブレスト~パリへ日本からの正式参加で等身大企画のスケールの違いを痛感する。
PBP2003  

1990年代には、バブル後半のアウトドアブームに呼応したMTBブームや、京都議定書由来のエコ系自転車ブームがあり、それが“今”にも繋がっている。それは、第一次サイクリングブームからの忘れ物(マナー&インフラ)や、MTB登場以降のグローバルとジャパンの違い(マーケットの変遷)や、スポーツ利用と日常利用といった自転車の二面性(法律の解釈)などを孕んだグレーゾーンが、“今”も残っていると言うこと!?

MTB全盛時の恩恵で、S社の企画やムック本編集に携わり、アメリカやフランス等の海外取材で、『トレイルメンテナンス』と『ツーリングコンペティション』に出会う。それを日本流にアレンジし、「ルート探しサイクリング/トレイル・トレース・バイキング」を仲間と考案。
それは今も続いており、実際、最も優れた自転車遊びと自負している。

そのMTBラリーレイド「(★tore)とれとれバイク」も、ファストランツーリング認定システム「ルートNブルベ」も、フランスに次ぐ世界二か国目開催の「MTB24時間耐久レース」も、中級ライダーのニーズを埋めるために企画し、自転車関係団体にバックアップを相談したものの、守備範囲外や時期尚早との答えがあったのは、21世紀前夜の話し!

21世紀になり、当時のK泉総理が「観光立国」を口にすると、“サイクリングイベント”も注目されるようになり、ロードバイクブームとなる。その中、禁断のPBPブルベを日本に導入するが、
道路使用時のグレーゾーンの存在を改めて感じ、日本の風土や実情に合う自転車遊びを模索する実証実験で「(★js)THT26◆自転車さんぽ」を見つける。

これで三種類のツーリングコンペティションが揃ったことになる。
§02 画像へ★  個別版§02/自転車走行環境を考える 個別版§03/等身大イベントの必要性



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◆自転車遊び利用促進実証実験(2004~2014)その1 /§3.等身大イベントの必要性
 pbp03-07
4年に1度の公式ブルベ世界大会
MD14
 
とれとれバイクとMTB24時間耐久レース 
THTDemo06ZCR
THT26◆自転車さんぽ
上の写真は左から、2003年のパリ~ブレスト~パリ、2006年の八ヶ岳バイクと2006年の小海マイティデューロ、そして2006年の自転車さんぽat全国ラリー。マイティデューロを除き、三種のツーリングコンペティション、「街道:ファストランブルベ」「山道:MTBラリーレイド」「町の道:トレジャーハントツーリング」を表している。

下の囲みは「RAID OBSIDIAN2014」の募集要項の一文。このページ背景の「遮光器土偶」をモチーフに、石器の原材料・黒曜石の伝播した道を辿るMTBラリーレイド全日本的大会の開催地の変遷で、個人的には☆印を担当。そこからも分かるように徐々に仲間が増え、5年に一度の持ち回りとなり、2004年以降は、2009年、2014年、2019年を担当。

★オブシディアンヒストリー ・・・ 国際A級MTBラリーレイドを目指す「レイド・オブシディアン」は、海外ラリーレイドの参加経験を元に日本流にアレンジして始まった。今回で21回目だが、過去の開催地を振りかえってみると、1994年☆愛知~静岡~神奈川、95年☆群馬県、96年☆岐阜県、97年:奥高野、98年☆島根~鳥取~岡山、99年☆栃木、2000年:九州Ⅰ、01年☆小豆島~淡路島、02年:富士山一周、03年:四国全県、04年☆静岡県、05年:九州Ⅱ、06年:京都~兵庫、07年:三重~岐阜~滋賀~福井、08年:東京~伊豆大島、09年☆出雲~益田~岩国、10年:九州Ⅲ、11年:大阪~奈良~京都~滋賀~福井、12年:諏訪~浜名湖、13年:小淵沢~八王子、と続いている。(☆印:石◎担当)
その2009年のオブシでは、前半を「(★3in)「さんいん1300」でも繋がりのある島根のY野氏が担当し、後半の益田~岩国間の山道探しで、山代エリアの可能性を感じた。とは言え、2014年、2019年は単独での山道探しに無理があり、不本意な結果に終わる。つまり、相棒は重要だと言うこと。故に04年は、「公式ブルベ600km」の初開催でも協力を求めた静岡のF牧氏が、さらにその前の1998年には「砂鉄のみちをゆく」として岡山のM安氏が、半分の山道探しを担当。

もちろん相棒探しを怠った訳ではないが、繰り返される自転車ブームの中、MTBが下火になり、地域興しイベントに「ツール・ド・下関」のようなロングライドが多用され、警察が「自転車には自動車的利用と歩行者的利用がある」という見解を示す一方、MTBの山道走行問題は輪界関係者も眼中に無い状態に。。。(だがしかし、その関係者からMTB復活に向けた話を、東日本大震災の復興支援企画に絡んで2014年頃に聞くのだが。。。)

そう言った背景の中、2000年代前半、
「走り出したら自己責任」や「時には参加者、時にはスタッフ」という考えの組織で遊ぶツーリングコンペティション、「とれとれ」や「ブルベ」を経験した中級ライダーは、それを理解し等身大運営を行うようになり、自転車文化向上かと思われた。しかし後半、初心者歓迎の“サイクリングイベント”が各地で増え、「イベントサイクリスト」も大量発生させ、第一次ブームからの忘れ物、マナー問題とインフラ問題が再燃し、自転車市民権獲得から一歩も二歩も後退したと感じた。
§03 画像へ★  個別版§03/等身大イベントの必要性 個別版§04/普通の道を普通に走る



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◆自転車遊び利用促進実証実験(2004~2014)その2 /§4.普通の道を普通に走る
そのため日本の実情に合った自転車遊びとして、年齢性別車種不問で楽しめ、主催者の大小も選ばない、逆転の発想のマップリーディング「THT26◆自転車さんぽ」を“転遊研”として見つけ出す。それは、警察も追認するルールで、スポーツ利用と日常利用の架け橋となっている。また機材スポーツ自転車のエネルギー消耗スポーツの側面は、一般の人の方が強く感じていて、合併で拡大した岩国市の地理的条件を加味すると、地域資源再発見企画の自動車版「(★icd)岩国かるたドライブ」を“いわ研”として考案するのは必然だった。但し、ザッピング企画の考えに至るのは2015年になる。

その「転遊研」は、自転車遊び総合研究会の略称で、日本型ツーリングコンペティション等の可能性を模索する実証実験を行う有志の緩~い集まり。神奈川から山口にUターンを進める時期に、長崎の親友の助言で、「実験企画なら日本の実情をそんなに気にしなくても出来るのでは?」と考えた!

「THT26」は、立案過程から不思議な“縁結びの力”を感じていた。前身の「THT100×100」は、協賛社から初心者向きで無いとダメ出しされるが、同時に別の協賛社からはレース大会のサブメニューとしてツーリング企画のオファーが。会場周辺の交通環境から通常のツーリングは無理と判断し、とれとれ経験者に再調査を依頼したところ、彼からQPをイメージした問題&解答写真の報告があった。そこで「THT自転車散歩・鈴鹿亀山ラリー」を考え、レース会場で実験実施したところ、サイクルショー関係者の目に留まり、都内でも出来ないかと相談される。

それは2005年夏の話しで、そこから怒涛の展開。11月には、その東京国際自転車展で三日間実施&ステージ表彰。そこに参加した知人と意気投合し、ひと月後に横須賀での実施が決まるが、
神奈川新聞の取材で携行品について愛好者と一般人の違いを指摘され、「参加心得」や「事故にあった場合」を整えることに。また自転車展に来場の、彦根市のショップ店長から打診があり、2006年3月5日にTHT26プレ大会として、東京-横須賀-彦根-岩国の4会場で同日実施。また5月集中実施として6会場で調整するが、急ぎ過ぎた感があり3会場は没に。しかし、夏以降、コラボ企画が複数持ち上がり、富士見町、鈴鹿市、大分市、出雲市、横浜市、諏訪市、江東区、下関市、岩国市と拡がる!!

その後2007年から2010年にかけて、自転車メーカーのみならず、旅行代理店のJTBや、行政・NPO関連の環境省中四国地方環境事務所、建設コンサルタンツ協会中国支部自転車まちづくり研究会、吉備野工房ちみち、福津市、吉賀町、広島市南区、富士河口湖町、その他多数の市町との企画協力があり、イベントとのコラボや間接的ながら競輪の補助金利用もあった。それは実施会場数にも現れていて、2007年18会場+セルフ1地点、2008年25会場+セルフ1地域10地点、2009年19会場、2010年37会場+セルフ11地域となっている。正に「わらしべ企画」である!?

ここで再び自転車関係団体にバックアップを相談するが、市町等で受け入れられた“自転車遊び”および“ツーリングコンペティション”への微妙な反応で、やはり“今”に至っている。
§04 画像へ★  個別版§04/普通の道を普通に走る 個別版§05/広義と狭義/標準化と多様化



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◆自転車遊び利用促進実証実験(2004~2014)その3 /§5.「広義と狭義」のサイクリングの「標準化と多様化」
山代エリアを意識する切っ掛けとなった2009年のオブシディアンは、島根のY野氏を相棒に行ったように、全国的な活動(注1)をする中、良い意味で情報発信や人材交流が出来ていたから、盛況裡に終わったと。一方、ローカル活動では県の東西で温度差があり、下関市のイベントでは親子向けに「THT26」が採用され、岩国市はほぼ無反応のため有志に相談して地域ブランド磨きを考える「いわくに研究会」を立ち上げる。またリーマンショックの影響か、MTB人気が底を打ったようで、S社のMTBイベントが最後の砦と関係者が認識し、底辺拡大を狙って「THT26」を導入。

その流れで2011年の「THT26」は、34会場+セルフ11地域で、中には100名近い参加者を集めた会場も複数あった。しかし、「自転車さんぽ◆時めぐり奈良atバイコロジーシンポジウム2011」の準備中に、あの地震の揺れを感じる。そのため12年以降は世間の雰囲気もあり急ブレーキが掛かる。しかし、震災復興支援企画「サイクルエイドジャパン」に係わることで、これまで近づき難かった警察の考えを直接聞くことができ、また輪界の問題点も整理することができた。さらに、復興支援をヒントにした新たなNPOから、キャッチフレーズと方向性が同じと声が掛かり「自転車さんぽ◆タウンライド駒沢」を行う。


そして2014年オブシディアンは、復興支援企画に時間を取られ、また当初予定の岩国~萩間には適当な山道を発見できず、岩柳エリアへの変更で準備が遅れ、最低規模の実施となった。そして、改めて山代エリアを調べた結果、想像以上の山道が残っていることに驚かされ、その事を地元ショップにも伝え、何か出来ないかと検討し、とれとれは上級者向けのため、やはりガイド付きツアーを選択する方向に!また、CAJ主催団体は、それ以前より自転車ソフトの充実を考えていてロードレースの協賛も始め、次いでMTB復活の相談があったが前途多難は予想された。。。

その多難さは、
欧米の「サイクリングとは、レースを含むサイクルスポーツ全般」という広義/グラデーションに対して、日本では「サイクリング≒ツーリング」と狭義/グレーゾーンであることが要因と思われ、実は世界的に見るとMTBの方が人気という状況もある。つまり「道利用」への認識に違いがあり、それは「自転車市民権獲得の有無の差」と言える。また、警察の望むサイクリングの標準化は、輪界の無作為の自転車ソフトの多様化で、具体化が前途多難というところでも重なる。その上で、前述の「マーケット問題」「インフラ問題」「山道走行問題」「マナー問題」を、「ハード・インフラ・ソフト・ハート」の「自転車多様性四要素/テトラバランス」として実験企画を進めたいのだが。。。
BiGkiSo01
200512/4Jプロジェクト
HJT08_09_01
200812/メニュー3点セット
TUK2010_P1
200912/Good~Easy~Free
VMJ01 TabiChari26rashisa1
 201101/THT Japan
旅チャリ26
上段下段とも自転車遊び実証実験企画ならではのその時々の提案書。緩~い集まりながら、まちづくり団体や行政、旅行代理店とコラボし、震災復興や維新150周年、そして輪界の課題にも絡んで行くが、自転車の日常利用とスポーツ利用の微妙な温度差を縮めるために必用な自転車市民権の獲得方法を相変わらず模索している状況。。。
THTJ_V2.6BxC01
(★bc)201301/春需でソフトも売ろう!
街道/山道/町の道
ICDv48_1



MouriChallenge2015678
「毛利チャレンジ」って何?(201409⇒201508) 
CNRB



CNRBr4
サイクリングNW再構築比較(201312⇒201801)
※注1(全国的な活動):それまでの神奈川、静岡、山梨、長野を中心としたイベント運営に、島根県や山口県なども加わり、また実験企画のTHT26やさんいん1300で、新たな仲間が加わり、関東以西に活動の守備範囲が広がった?
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◆150周年と25回大会と24/24(2015~2018)前半/§6.ツーリングコンペティションの行方
Tuk1620_00 YamashiroMTB_SoDan MD24thEF CLATM CKYP7_RCAJ_3
左より。 ◆自転車を楽しませるスタッフ免許も含む「サイクリストライセンス/201601」は「街道」「山道」「町の道」で提案。 ◆やましろMTBツアーズをパイロット企画として進めるに当たり、ショップや地元に「MTBの山道走行問題」を『ご相談/201603』として説明する。 ◆日本最大級のMTB大会と日本唯一の「(★md24)MTB24時間耐久レース/201610」では、同じ課題を持ちながら共有できず。 ◆課題解決の理想は「(★cat)ユーザー+ショップ+地域≒地域貢献型CC/201701」でのネットワーク再構築。 ◆(★tc)羅針盤企画のタネは、第25回MD24h終了後に浮かび、その軸は「クローズド&オープン/201807」で、硬軟両面の企画が必要。  

復興支援やインバウンドで自転車が再注目されるが嫌な予感がしていた。それは、PBPブルベを日本に導入する際、日本の道路事情では時期尚早と助言してくれた輪界の重鎮に、日本の現在地を改めて尋ねると、「自転車市民権と言う山への登頂ルートを探すため麓をウロウロしている状態」と返答があったから。そして2013年の東京五輪決定や、2015年の自転車活用推進法で、予感が確信に変わった。

行政主催イベントでは、小学一年生の初登校日のような誘導が、インバウンド用コース設定では、警察からの自動車目線アドバイスが行われている。突き詰めると「一般道の自由使用(個人)と目的外使用(団体)」に辿り着き、「ソロ活動とレース活動の間に存在するグループサイクリング」とも言え、法的根拠の曖昧なグレーゾーンが浮かび上がる。それは「ソロ活動<(クラブラン≦ツーリングコンペティション≦イベントサイクリング)<レース活動」と考えられ、欧米のグラデーションは
「ソロ≦クラブ≦コンペ≦イベント≦レース」となる。

世間でシェアサイクルや大規模サイクリング大会の話しが持ち上がる中、広島や徳島や岡山で講演会に招かれたり、大阪や東京の講演会にも顔を出し、さらに鹿児島市や富士河口湖町での特殊な企画にも呼ばれたりした。一方、明治維新150周年に向けた企画では、山口県と岩国市の温度差を感じ、MTB大会最後の砦と化したS社イベント25周年と日本唯一のMTB24時間耐久レース24回記念会大会では、同じ課題を持ちながら共有できずにいた。

色々な場面で、様々な意見を聞き、シェアサイクルは、自転車だけでない交通システムの見直しであり、移動手段の横断的利用「ザッピング」の考え方が新たに必用と感じ、大規模サイクリング大会を含む全ての自転車遊びソフトは、クローズドサーキットとオープンロードを組み合わせることが問題解決の糸口になると感じた。それらをまとめて守備範囲とするネットワーク再構築を目指したものが、上記6画像左端の「サイクリストライセンス」の提案になる。

“ライセンス”と言っても、自転車を楽しませるスタッフ免許も含み、等身大自転車企画「ツーリングコンペティション」を意識している。を意識している。また一方で、複数の自転車関連団体が、個人やショップを対象に、指導者検定、ガイド講習会、SBM講座、SBAA資格などを行っており、もちろんJCF審判員やJMAインストラクターもあって、ライセンス的には必要十分条件を満たしているように見える。ところが国際ルールに則った大会開催資格者と言ったオーガナイズの概念が抜けており、それが様々なイベントにも影響していた。その一例が国体のロードレースだったりする。

日本の実情では物理的、法律的に無理な部分もあるが、目的外使用の特例(
注2)がレース等で認められることも。。。

道路の目的外使用の範囲の見直しや、等身大企画の認知を進めるために、“サイクリストライセンス”をハブに、サイクリングネットワーク再構築タスクフォース(ユーザー+ショップ+地域≒地域貢献型サイクリングクラブの実証実験)で登頂しようと考えたものの、
大規模イベントも行政企画も特例対応で、逆に個人は自由使用で十分のため、登頂までを求めておらず、結果的に当実験企画も含め、みんな大好き山麓散歩/ウロウロ状態が続いている。

※注2(目的外使用の特例):主催が自治体等の場合、首長のたってのお願いとして、道路の目的外使用が認められる場合がある。典型例はしまなみ海道の高速道路閉鎖のイベント。逆に県境跨ぎの復興支援イベントでは、主催が自転車関連団体のため目的外使用の申請が難しく、しかしながら地元首長や国会議員がゲストライダーとして走るため、法律を遵守した運営を工夫した。その一つが五月雨スタートと言われる時差スタートで、五人以下の一列棒状走行を可能にした。
§06 画像へ★  個別版§06/ツーリングコンペティションの行方 個別版§07/羅漢~河山スターリッジトレイル



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◆150周年と25回大会と24/24(2015~2018)後半/§7.羅漢~河山スターリッジトレイル
THT100-100-R1 SBF CAJ
 MomiMoc18_EFo  MomiMoc18_EFu
最初の実験企画は「100×100ナショナルブルべ」の提案。しかし日本の実情の壁で不発に終わる。それを修正して「THT26」を見つけ出す。それらから得られたノウハウを、SBFやCAJの運営に応用するが、壁の隙間を狙ったもので、課題解決には至っていない。それでも、萌黄&紅葉ラリーデイや山代MTBツアーズで、ある程度の成果を上げながら、実験企画の集大成として「(★moc)毛利チャレンジ2018」を完結させるが。。。

その特例、つまり対処療法的な課題解決を強く感じたのは、体質改善的な自転車市民権獲得を視野に入れていたCAJの3年目が無くなった時。二年続いた前例の無い県跨ぎツーリング企画から、普通のイベントサイクリングになってしまった。その困難さは、S社の日本最大級のMTBイベントの会場や内容の変遷にも現れている。確かにS級ライセンスを持った先達が所属する「地域貢献マルチサイクリングクラブ」でネットワーク再構築する体質改善は理想だが時間がかかる。イベントや企画の具体化には限られた時間で対処療法的に行うしかなく、山麓散歩は変わらない。。。

山麓散歩状態の中、2016年の新春にMTB利用の拡大を目的にしたパイロット版「やましろMTBツアーズ」を企画し、ショップや地元に「MTBの山道走行問題」を『ご相談』として説明しながら準備を進める。
山代エリアの山塊は、西に宇佐川、東に本郷川を配し、山上集落が点在することで起点や下り基調のコースを複数取れることが魅力。その中から過去ラリーの山道の再利用と、地域資源の雄である光るトンネルを組み込んだルートで、訳知りライダーを対象に一泊二日で実施。一方、維新150周年のアイドリング企画や、S社イベントのブラッシュアップや、MD24hの24回記念大会にも力を入れ、さらにさんいん1300も3年ぶりの開催と、ある意味充実の年だった。

年跨ぎ企画が継続する中、(★ymt)2017年のやましろMTBツアーズは二年目の実施に当たり、新規ルート開拓を元旦より行う。羅漢高原周辺の旧街道や尾根筋を探るが、その日は2勝3敗といった状況。後日、整備ロケハンに入った時、新たなルートや想定外の出口を見つけ、
羅漢高原から旧河山鉱山に至る尾根を繋ぐ「スターリッジトレイル」の可能性を想起させられた。また、正月に出会った施設管理人と道普請を行い、常設ルートの可能性も感じる。一方、維新150周年、S社イベント、さんいん1300、MD24h、かるたドライブ、紅葉RDと行い、さらにサイクル県やまぐちのコース調査もあって、充実を通り越してオーバーフロー状態の年だった。

また、富士八ヶ岳エリアから山代羅漢エリアに活動エリアが移り始めたターニングポイントの年でもあった。

ターニングポイントの羅針盤企画を考える中、2018年のやましろMTBツアーズは、それに組み込んだ形で行うことに。その羅針盤企画のタネは、MD24h終了後に浮かんだが、その直前にS社イベントから距離を取ることになったのも大きく、グラデーションとグレーゾーンの違いを遠目に見ながら大勢は後者を選ぶ中、前者の可能性を12種類のチラシ案に込めた。完結したのは、萌黄RD(4会場)、やましろMTBツアーズ(春+3企画)、そして毛利チャレンジ(7会場)の3チラシ。また諸事情による中止は、さんいん1300、MD24h、かるたドライブの3チラシ。企画のみは6チラシ。

また春から羅漢スカイパークのバイトに入り、出来ること出来ないことを見極めながら、羅漢高原の可能性を探ることに。それがGWシークレットツアー、夏限定コース、秋企画、そしてMTB常設コース視察やスターリッジトレイル整備案に繋がるのだが・・・
§07 画像へ★  個別版§07/羅漢~河山スターリッジトレイル 個別版§08/トレイルパーク構想 



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★「クローズド&オープン」と「情報発信&人材交流」(2018~2021)前半/§8.トレイルパーク構想
 TeigenToIwakuni GoRakan19_GW_EFanS YamashiroMTB19summer_EFan OrangeTrophy
 201902/岩国市への提言  2019GW/Go羅漢 201908/ツアーズ夏  201909/オレトロ

・・・自転車走行環境整備の方向性は、国と県や市町、そして地域と個人、さらにスポーツ利用と日常利用で、理想と現実のギャップがあり、地域興しではそれを想定の範囲として進める必要があるのでは?。その例のさわりとして、活動エリアを山代羅漢へ移した、2018年2019年2019年後半2020年2021年のエピソードを辿りながら、グレーゾーンの存在を共通認識としたい。

2018年は、GW用のABCコースの開拓とシークレットツアーの実施に始まって、それに続くスターリッジトレイルの整備&活用計画(六日市トンネル試走含む)の提案をする。そして羅漢高原のスタッフと朽ちた橋の架け替え等のコース整備をし、夏休み特設版のABCDEコースを提供。それが好評で期間を延長し、最終日を特別解放デーとする。それが翌年のGoRakanの種に結びつき、またMTBツアーズ参加者から要望があり、オータムアネックスを実施。 さらにその関連道普請が県や市の担当者による現地調査に繋がる!

2019年は常設コース整備(らかんMTBパーク構想)に向けた話しが盛り上がり、錦総合支所にて第一懸案事項の地籍の確認をし、それを基に現地確認をし、2019/01/25に羅漢高原MTBコースマップを作成。また、明治維新150周年応援企画・毛利チャレンジ2018の総括に合せ、山代エリアの利活用を中心にした岩国市への提言を02/22にまとめ、第二懸案事項の「むしの会」へコンタクトする。

そして岩国市在住の会員に科学センターで説明をし、続いて現地視察もお願いする。それは概ね好感触で、らかんMTBパーク構想の修正版(04/17)や追加版(06/05)を提案。しかし、むしの会々長の頑なな反応があり、既に終了した2019GW企画もかなりの部分で否定され、2020年夏に向けてのGo羅漢ゴープラン等が止まってしまう。。。

それでも、ショップ希望のサマーアドベンチャーや、MTB愛好家有志によるオレンジトロフィーなどを行い、改めて気運の高まりを感じ、またむしの会々長と直接話しをし、
守備範囲や名称を見直した羅漢高原トレイルパーク(仮称)を含む、(★yf)やましろフュージョンの提案を2019/11/17に行う。しかし、羅漢高原の市の施設を拠点とすることに無理があることが判明し、方向転換も視野に入れ始めたところに、「むしの会」の再度の頑なな回答があり、トレイルパーク構想は、ほぼ白紙となる。
§08 画像へ★  個別版§08/トレイルパーク構想  個別版§09/らかん清流ジオツアーズ 



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★「クローズド&オープン」と「情報発信&人材交流」(2018~2021)後半/§9.らかん清流ジオツアーズ
20200505s GeoToursBasic RSG_20200919
202005/GW有志試走会   202009/観光振興課試走会  202009/西中学校特プロ

2020年になったところで、サイクル県やまぐちのサイクルステーション認定という新たな要素が加わり、電動アシスト自転車を活用した(★rakan)らかん清流ジオツアーズに舵を切り、コース調査や、試走会を重ねるが、コロナ禍と言うブレーキが掛かる!その中、伊豆半島でトレイルツアーを主宰する松本さんの講演会で勇気をもらい、それと並行して、山口きらめき財団や岩国市みんなの夢をはぐくむ交付金に助成金申請をする。すると夢はぐから決定通知があり、コロナ禍もあって恐る恐る進めることに。

その後、夏は抑え気味でパンプトラックをメインにグラウンドに練習コースを仮設する程度。そして、9月になって岩国市観光振興課試走会と岩国西中学校特別プログラムを連続実施。一方、夢はぐ対象企画は、密を避ける対策を講じると、フィニッシュ後の交歓会での情報発信や人材交流と言う目的が達成出来ず、中止も視野に入れていた。しかし緊急企画「通津さんぽ◆なぞなぞ広家公」で光明が見え、コロナ禍対応の松竹梅抽選流れ解散&三賞Web発表の二段階表彰で(★wan)ワンダリングZ山代に繋げた。

2021年の正月はそのドライブ用のTP調査に充て、移動手段を、自転車、自動車、公共交通、そして自動二輪と4つのカテゴリーとしたザッピング企画の複数ターゲットへの対応用に、チラシも複数作成。特に市内小中学校に「バス&清流線」のチラシを配布。そして、カテゴリーで応募状況に凸凹があったが20組54名のエントリーがあり、密を避けるため、旧河山小学校体育館で行った松竹梅抽選がスムーズに進み、良い意味で盛況裡に終わった。

ただし3月中旬実施だと、その余勢と迫る期末と相反する状況が生まれる。それでも「桜のトンネルサイクリング」「山代MTBラリー」「らかん高原サイクルステーションGWライドプラン」を企画。雨天中止の企画もあったものの、それぞ濃い内容で、改めて情報発信と人事交流の大切さを感じた。そして、ワンダリングZ山代の反省会や、友人からのアドバイスも含め、半歩前進と言う状況?

友人と言うのは、国際アドベンチャーレースの日本代表メンバーで、もちろんとれとれ経験者。最近の活動として、日本百名山一筆巡りのカメラマンを務めており、聖火リレーの撮影で近くまで来る予定が、やはりコロナ禍の影響でNGに。それで長電話をして、日本と海外の遊びに対する考え方の違いや、日本人の意識から欠落している“飲料水”の大切さを再認識させてくれた。
§09 画像へ★  個別版§09/らかん清流ジオツアーズ  個別版§10/コア企画と両翼バリエーション 



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★「バーチャルウオーター」と「7次産業化」(2021~)/§10.コア企画と両翼バリエーション
MocNext_C9 YamashiroFusion  YamashiroFusion  OrangeTrophy
Practiceloop
 201901/サークルナイン  201911/両翼ソフト  202001/道普請案  201909/レース用202105/練習用

上記は五月下旬、やましろMTBラリー参加者で近隣在住者に、今後の道普請への協力依頼をする際に資料として配布したもの。

「サークルナイン」は、『ツーリングコンペティション◆THT26』の集大成となった「毛利チャレンジ2018」の総括で、改めて感じた、“体質改善/自転車市民権獲得”と“対処療法/道路の目的外使用”のニワトリタマゴ状態への対応策として、“玉石混交自転車ソフトの充実”に舵を切る中で考えた相関図(注3)。「両翼ソフト」は、それを深化させた「やましろフュージョンの提案」の両翼にあたる「クローズドサーキット」と「オープンロード」のソフトバリエーションの希望案で、そのバランスを取る尾翼として、日々の準備・活動の「レディ・メンテナンス」と、情報発信や人材交流の「プロモーションイベント」を位置付けている。

「道普請案」は、“やましろMTBツアーズ定番ルート”の整備箇所マップで、オープンロード企画のもの。「レース用」は、“オレンジトロフィー羅漢高原大会”の会場レイアウト案、「練習用」は、“らかん高原サイクルステーション練習コース”の申請用レイアウト案で、どちらもクローズドサーキット企画を表している。これら資料は「MTB企画は地域を救う!」とした、里山資本主義的六次産業化後方支援企画を、改めて前面に押し出す七次産業化の提案(布石)になる。

その五月下旬の、臨時作戦会議では、具体化に向けたスターリッジトレイルの試走会開催を約束する。また月が変わってすぐに地元サイクルショップへ、Eバイクのレンタサイクルの可能性の相談に行き、概ね了解を得て、それ用のマップ作成もすることに。どちらも、やましろMTBラリーで新たに道普請をした羅漢山東麓エリアの周回コースをアレンジした、GWライドプラン/東稜パイロットツアーの実験実施で、この三県跨ぎエリアのポテンシャルと、電動アシスト自転車の特性と可能性を改めて感じたから。

そして、コロナ禍で企画が止まっている三県跨ぎツーリングと、新たに加えた東稜サポートツーリングをダブルベーシックにした、
サイクルステーションの利活用方法をコア企画として考えながら、島根・広島・山口を守備範囲(または、毛利最大版図)とした両翼バリエーション企画も視野に入れたい。。。


※注3(“玉石混交自転車ソフトの充実”へ舵を切る中で考えた相関図):自転車市民権獲得を目指す登頂ルート「(★co)クローズド&オープン」の提案は、「サイクリングネットワーク再構築」の軸に「三種のツーリングコンペティション」を据えていたが、市民権獲得を目指さないと言う選択もあって、山麓ウロウロ状態が続いている。そのため「ハード/インフラ/ソフト/ハート」の“テトラバランス”も四すくみ状態で、「日本の実情」の壁は高く厚い。そこで、玉石混交自転車ソフトの充実の実績作りがローカル企画への刺激になると考え、改めて頂点に「春需でソフト」とし、「情報発信」と「人材交流」を両翼に、「二面性」→「三種の道/日常利用/ツーリング/レース」→「二年跨ぎ」で持続回転する“サークルナイン”を考えた。(別項追記参照
§10 画像へ★  個別版§10/コア企画と両翼バリエーション  個別版§11/追記/テトラバランスとサークルナイン 



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※追記/§11.テトラバランスとサークルナイン
子供の遊び、大人のレクリエーション、市民の足!

★繰り返される自転車ブーム
*課題:第一次ブームからの忘れ物/インフラ問題・マナー問題
*要因:輪界無作為の多様化/日常利用とスポーツ利用の二面性
*混乱:日本人の“サイクリング”に対する間違ったイメージ
*要望:自転車ソフトの標準化←警察から、一般から、愛好者から


 TM&C9
★春需でソフトも売ろう!
*願望⇒初めての自転車は春需での自転車店。そこで自転車ソフトも提供できれば、自転車文化の定着に繋がるのでは?(輪界関係者談)
*現状⇒スクールからツーリング、レースまで「自転車ソフト」は十人百色!目的の違い、場所の確保、主催の大小など、供給体制が課題!
*分析1⇒供給体制の構築は、自転車遊びの機会均等とも言え、それには様々な自転車ソフトが楽しめる自転車走行環境整備が必至だが!?
*分析2⇒環境整備関係部署が自転車の二面性もあり、望外に多く曖昧で、“サイクリング”が市民権を得ていない「日本の実情」がある!!
*提案⇒供給体制確立、走行環境整備、市民権獲得は並行作業になるため、タスクフォースとして「サイクリングネットワーク再構築」を提案。
※補足1:「目的の違い」には、日常利用とスポーツ利用などの使い方や、ソロ、クラブ、イベント、レースなどの遊び方がある。「場所の確保」には、自分たちが企画して楽しむ自己完結型と、イベント参加や常設コース利用の企画利用型がある。「主催の大小」には、ソロツーリングを除く道路使用で、自由使用に納まる等身大企画と、目的外使用に当たるイベントサイクリングがある。
※補足2:自転車に関係する役所や団体が望外に多いのは、「ハード:メーカー&ショップ/経済産業省」「インフラ:活用推進団体/国土交通省」「ソフト:自転車競技連盟・サイクリング協会/文部科学省・厚生労働省」「ハート:ユーザー/警察庁」の四要素別に所管があるから。


★ツーリングコンペティションを軸に!
⇒日本に無い概念:「走り出したら自己責任」や「時には参加者、時にはスタッフ」という考えの組織で遊ぶツーリングコンペティションは、レースとツーリングの性格を持つ自己完結型だが、日本には定着/成熟していない。
⇒普通の道を普通に走る:警察見解の「自転車には自動車的利用と歩行者的利用がある」に象徴されるように、同じ道でも常用速度によって自転車の性格が変わる。逆に道の種類によって走り方が変わるのも自転車。
⇒三種の道に対応:「街道:ファストランブルベ」、「山道:MTBラリーレイド」、「町の道:トレジャーハントツーリング」で、目的、場所、主催および供給体制の課題の五割以上を埋めることができる。
⇒日本的サイクリング:欧米ではレースも含む広義で、大人の遊びとして市民権も得ている。しかし日本ではツーリングのみの狭義で、市民権獲得も道半ば。しかもグループ走行は集団暴走行為/グレーゾーンに分類される。
⇒玉石混交自転車ソフト:欧米的広義のツーリングコンペティションでは、自転車市民権がキーになるが、日本的狭義のガイドツアーやイベントサイクリングではそうではないため、グレーゾーンを玉石混交と表現することに。
⇒TBとC9:「ハード/インフラ/ソフト/ハート」の“テトラバランス”で市民権獲得を目指したが四すくみ状態。その「日本の実情」に対し、情報発信と人材交流を両翼にした“サークルナイン”で特区的ソフト充実を!
§11 画像へ★  個別版§11/追記/テトラバランスとサークルナイン  個別版§12/まとめ!/玉石混交パイロットエリア 



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 ★まとめ!/§12.玉石混交自転車ソフト+Eバイクパイロットエリア   展開案 
的根拠の曖昧なサイクリングになった根本原因は、交通戦争の最中、「自転車は軽車両」に起因する二つの出来事。ひとつはオートバイの集団暴走行為が自転車にも適用されること。そしてもうひとつは警察が勘違いして歩道走行を指導したこと。確かに小倉港から有明埠頭までフェリー移動で上京し、国道20号線を相模原市の訓大に向かって走っている時、交番のお巡りさんに、4バックのキャンピング車にも係わらず、歩道を走れと言われた経験は、今もその場所を忘れない!

訓大(職業訓練大学校)で入学三日目にサイクリング同好会設立メンバーに加わり、福利厚生の観点でレクリエーションに触れ、就職先の長崎の県協会でツーリングとレースの守備範囲を経験し、出戻った町田のサイクルショップで神奈川県と東京都の縄張りに悩まされながらも、“サイクリング”を通じて仲間や知人を増やした。

その中には、ブルベ押しのNサイ編集長のI井氏、とれとれ擁護のCスポーツ編集長のM内氏、大人のサイクリング提唱のT山氏など、先輩諸氏もおられ、日本的サイクリングの法的不備を聞かされた。そこまでは1990年代半ばまでの話し。そして、その後の自転車走行環境への係わりが「1989~2005/§2」から「2018~2021/§9」になるのだが、そこにはMTB登場以前と以後の世代間ギャップもある。

それは超マニアックな話しで、さらに自転車マーケットのグローバルとジャパンの違いも絡むので、ここでの解説は割愛するが、要はMTBソフトを輪界がバランス良く提供出来ていなかった。

そのため、まず新興MTBライダーのニーズを埋める「とれとれバイク」と、潜在中級ライダー向けの「ルートNブルべ」で、大人の自転車遊びを目指す(1993~2003)が“遊び”の域を脱せず。次いで普及を意識したスポーツ利用と日常利用の架け橋「THT26」で、ある程度の成果を上げる(2005~2018)が“輪界”の反応が薄く、それではと市民権の獲得に繋がる自由使用と目的外使用を提起する「クローズド&オープン」で、「やましろフュージョン」を提案した(2019~)が“微調整”が続いている状況。

それは“MTB企画が地域を救う!”とした「やましろフュージョンの提案」では、トレッキングやドライブも含むザッピング企画も組み込んだものの、企画意図が一般道でのサイクリングのグレーゾーン問題に終始している感じであり、自転車関係者も、それ以外の関係者も、そして自分自身も、日本の実情に合った持続可能な“ゲーム旅企画”の企画意図を消化できないでいるから。

その意味で、春需でソフトを売るための入口問題のサイクリングの法的根拠とソフトの標準化、そして出口問題の情報発信と人材交流、等々の日本の実情の壁問題の共有が改めて必要と思い、ザッピングもオンロードもオフロードも網羅する、山道走行の超グレーゾーンを前面に、道普請の重要性を山道だけでなく、一般道から日常の移動の自由まで拡げ模索したいと。

その実証実験パイロットエリアとして、高津川、太田川、錦川の源流となっている三県跨ぎエリアに注目している。

その上で、やましろエリアへのアプローチを再度見てみる。2016年の「やましろMTBツアーズ」は羅漢から河山に至る山塊で、2019年の「羅漢高原トレイルパーク構想」は羅漢高原の拠点化で、2020年の「らかん清流ジオツアーズ」は三県跨ぎエリアで、それぞれ「ショップからのリクエスト」、「好評だった仮設コースの常設化」、「県からのサイクルステーション認定」を切っ掛けに企画を組み立てたもの。また想定の範囲内で、第一懸案事項の管理区分の複雑さや、第二懸案事項の他の利用者との棲み分けという困難に遭遇しながらも、光明が見え隠れする企画継続中に、コロナ禍で急ブレーキが。。。

それでも玉石混交に等しいザッピング企画、「ワンダリングZ山代」では市議のH中氏や教育委員会のS村氏やNPO法人のM川氏等の協力があり、また道普請の原点企画、「やましろMTBラリー」では九州のT氏やI島氏の遠来参加があり、そして「GWライドプラン」では噂を聞きつけたN口氏やS井氏が試走に訪れ、軽微ながら「情報発信」と「人材交流」が出来たのは見逃せない。

また錦川流域の可能性の再確認と、東稜ルートの想定外の可能性を見つけられたこと、そして、日本百名山ひと筆書きのカメラマンK井氏のアドバイスで羅漢山の水資源に気付かされたことなどは、今回の振り返りおよび冒頭の「羅漢と言えば?/Eバイクフィールド!!」の重要なファクターだった。但し、冒頭の“点を線で結び面を遊ぶ!”で重要な「線/昔道」を走るには、それなりのエネルギー必要で、それを埋めるEバイクはSDGsの要素も持っており魅力的だが、その挙動(航続距離、山道との相性)は未知数。

以上のように「道普請」と「玉石混交」と「Eバイク」をキーワードに、コア企画としての「らかん高原サイクルステーション」の展開と、拡張企画としての「両翼ソフトバリエーション」の取捨選択を考えたいと。。。


 ★展開案はこちら    今まで・これから
§12 画像へ★  個別版§12/まとめ!/玉石混交パイロットエリア  ANNEX/展開案(コア&ザッピング) 

全テキスト版全画像版   **Top/1990/2004/2006/2009/2014/2015/2016/2019/2020/2021/2021B/202?**

§01/一般道と山道の違い  §02/自転車走行環境を考える  §03/等身大イベントの必要性  §04/普通の道を普通に走る
 §05/広義と狭義/標準化と多様化  §06/ツーリングコンペティションの行方  §07/羅漢~河山スターリッジトレイル §08/トレイルパーク構想 
§09/らかん清流ジオツアーズ  §10/コア企画と両翼バリエーション  §11/追記  §12/まとめ

  **振り返り希望的展開案今までとこれから三前文 ⇒⇒ 新たな考えを自転車観光メンテナンス**

http://bikejoy2.web.fc2.com/toretoreGR/Rakan_TrailMaintenance.htm

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2021/09/01更新 (09/08岩国市への提言追加
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