転遊研では「Bike is Good!」をアイキャッチに、日本の実情に合った自転車ソフトの模索企画を2005年より続けており、自転車の日常利用とスポーツ利用の架け橋となる「THT26◆自転車さんぽ」を見つけ出しました。
そして、2008年の「おいでませ山口・ディスティネーションキャンペーン」にてセルフ参加企画の「THTDemo08山口DC」を実施しましたが、前半チラシ、後半チラシがあるように、今ひとつの結果でした。
確かにセルフ参加企画には知名度アップが必要と感じましたが、「THT26」の可能性も確信し、地域ブランド磨きを目的にした「いわくに研究会」、県内のサイクリングネットワーク再構築を目指した「ヴェロマルチ山口」、そしてレースとツーリングを併催する「シマノバイカーズフェスティバル」に応用し、徐々に守備範囲を見極めると言う段階で、奈良県で長〜い地震の揺れを感じた訳です。
その後、自転車協会主催の震災復興支援企画「サイクルエイドジャパン」や、インバウンド企画「サイクル県やまぐちProject」にも係わりながら、「街道」を走るイベントサイクリングを通じ、グループサイクリングの法的根拠の曖昧さを再認識し、一方で「山道」や「町の道」の走行環境問題は取り残される中、冒頭の4枚の写真のように羅漢高原の拠点化の芽が浮上した次第です。
しかしその流れで「やましろフュージョン」を2019年に提案するものの、見えない境界線や、見えない予算配分があり、状況としては2008年からのリスタートと言う感じになっています。
それでもその間に、市や県の助成金を使った企画も行い、新たな人脈もでき、さらに自転車活用推進法も施行され、「地域貢献型マルチサイクリングクラブ」を再々々提案したいと思います。
これは左図にある、グループサイクリングをグレーゾーンに分類する「日本の実情」が「クラブ活動のジレンマ」となっているように、レースを含むスポーツサイクリングを仲間と何でも持続的に楽しむには、ソロでもない、イベントでもない、第三の選択肢として「自転車混交ソフト」をどこまで提供できるかに山口県で先行して挑むものです。
助成金を受けられる任意団体を視野に入れていますが、まずは情報の共有をするために、玉石混交イベントカレンダーから始めたいと思います。
2020年2月19日
スポーツサイクリングファンクラブ発起人代表代理:弘重公明
スポーツサイクリングファンクラブ発起人企画担当:石丸英明
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